地質調査
あなたが土地を購入し、そこに自宅を建てようとするときその土地がどういうところなのか調べるのではないでしょうか?
たとえば、通勤通学に便利だとか、ショッピングがしやすいとか、見晴らしが良いとか。
しかし、今例にあげたことはすべて地上の話です。地下のことについて気にする人は少ないかもしれません。
地質調査とは、その地下(地面の歴史)を調べることなのです。
具体的な方法は、その土地がどのような場所にあるかを実際に歩いて調べます。
土地の勾配、山・川からの距離、向き等ですが、実は見えていることだけではなく、今に至った過去を探ることが地質調査の最も重大な点になります。
大げさに言うと、現在を縦・横・高さでできている3次元と考えると、そこに時間軸を入れた4次元の目で調べるのが地質調査なのです。
ボーリング調査
歩いてみてわかることはたくさんありますが、それだけでは確実ではありません。
実際に地下がどのようになっているのかを調べるためにボーリング調査を実施します。
ボーリング調査を行うことで、その土地の歴史が明らかになります。
その結果から、建物を建てるために必要なこと(基礎の方法)がわかりますし、深さについてもわかってきます。
このように地質調査といっても、これで決まりというのはありません。
地質調査の専門家として皆様の近くにおりますので、どんなことでもご相談いただければ提供できる情報もございますし、調査のご提案もできると思います。
地質解析
地質調査がおわり、歩いて調べたこと(踏査結果)や、ボーリング結果がそろったところで、これらをもとに地質解析を行います。
解析というと難しく聞こえますが、地質調査のところでも述べている通り今に至る過去がわかったうえで、今何が必要で将来的にはどのようなことが必要となるのかについて考えるのが解析です。
調査を行った場所の地形的な位置づけ(歴史)や確認された地層が示す意味を明らかにして地盤を区分し、それぞれの特性を解明します。
地盤の中にある地下水について、量や浸み込みやすさなどについてもわかることがあります。
また、この土地が将来にわたってどのように変化する可能性があるかなどについても検討を加えるのが地質解析です。
斜面で発生する可能性がある災害に対してどのような工法を用いて対策を行うとよいか等について検討も行います。
地震時にどのような事態が想定されるのかなどについても検討を行います。
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